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前田義昭という名の写真人の独白

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スミオのひとりごと.132 No.192    

猪瀬の誤算

 目の前に現ナマで5000万円積まれて、黙って収めてくれと言われれば誰だって一瞬その誘惑にかられるだろう。
 しかし、筋の良くない金であることは小学生であっても直ぐさま判る。それを猪瀬は貰った。当時の副知事という身分で、しかも石原から後継のお墨付きを受けて知事に当選することは確実な情勢であった。徳洲会は都内の東電病院を買収するのが悲願だ。そのためには猪瀬の力を借りる必要がある。二者のギブ・アンド・テイクは暗黙の了解で成立した。
 ここで猪瀬に思わぬ誤算が生じた。選挙違反で徳洲会にガサ入れがあった。猪瀬は慌てて5000万を返金した。そしてその金の素性を説明する際二転三転し、借入金ということにした。老獪な政治家ならそんな行動には出ないだろう。説明のできない金を返したことが明るみになった時点で、いったん手にした以上立場が危うくなるからだ。返して終わりになることはないと誰よりも知っている。それを猪瀬自身はアマチュアだったという説明をした。この世界ではある意味そうかもしれない。プロは徹底してだんまりをきめこむ。そういう金はそんなものだという確信があって、金を渡した側は徹底して隠そうとするので贈賄側から証拠が出て来ない限り明るみにはならない。そうなったらそうなった時という割り切りをする。
 小心者の猪瀬はそこまで悪になりきれなかった。だったら議会や会見でああいう醜態を曝さずにすぐさまはっきりと真実を言うべきだった。辞職したからといって逃げ切れるわけではない。次は検察の追求が待っている。
 行政の長や各部署の長に就くと、必然的に利権という“商品”が発生する。元手はいらずそれで得た金には税金もかからない。いわゆる丸儲けというやつだ。送る側、送られる側双方が、この見えない商品で利益を得る。だがらこの世から賄賂がなくならないのだ。明るみに出ていないものがどのくらいあるのだろうと思うとついため息がでる。ちょっと想像すればいい。政治家が歳費だけであのような動産や不動産を手に出来るわけがないのだ。それは運良く摘発を免れたというだけだろうが。 
 悪い奴には悪い奴なりの腹のくくり方がある。猪瀬にはそれがなかったというだけだ。

2013.12.21
by y-lu | 2013-12-21 08:50 | 日常雑感 | Comments(0)

スミオのひとりごと.131 No.191    

カメラに嘘はつけない

 ひとつ嘘をつくと、それを繕うためにどんどん次の嘘を積み重ねていかなければならない。 
 これは裁判においても同様で、エスカレートすると証言を翻させるために相手方の証人を買収する。こんなことは法廷で日常茶飯事に行われている。
 まさになりふり構わずといったところだ。話を戻して、誰のことかというと勿論猪瀬都知事のことだ。徳洲会から受け取った5000万円問題で、発言が二転三転四転しているが、その都度テレビに写る顔は発言とは裏腹に嘘はない。眼はあらぬ方向をさまよい、眼鏡がずり落ちて汗がしたたり日頃の不遜な態度がまったく影を潜めている。これでこの人が上から見下すようなふるまいをしていたのは、自らの小心性を覆い隠すためだったのが判る。オレは強い発言者なんだと。本当に悪いやつならこの期に及んでも射抜くよう眼で相手を見るはずだ。
 仮にこの5000万円が自身が言うように借入金だったとしても、資本主義経済では無担保無利子無期限などありえないことは本人が百も承知のはずだ。これを実行してくれた徳田毅は親切な人らしい。だったらこのような条件で、何の呵責もなく借り入れた非常識な人に今後都政を委ねるわけにはいかない。事実上、すでに死に体となっているが一番迷惑を受けるのは都民だ。多分来週あたり辞任するだろう。時すでに遅しだが早い方がいい。それにしても徳田の選挙違反が発覚しなかったら、5000万はまんまと猪瀬のものになってほくそ笑んでいただろう。なにしろ銀行の口座を経由しない金だからね。有り体に言えば運が悪かったということか。
 しかし、石原はこの人物を後継指名したことで、自らの名も傷つけてしまった。最近のボケ老人のような表情を見るにつけそろそろ身の退き頃という感じがしている。また、機を見るに敏な東国原は、早速議員辞職した。いずれ都知事候補に名のりをあげるつもりだろうが、こんな出世亡者に間違っても投票してはいけない。

2013.12.14







 
by y-lu | 2013-12-14 09:10 | 日常雑感 | Comments(0)