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前田義昭という名の写真人の独白

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スミオとコトジの物干場談義.5 —No.60—

 ボランティアとは。

 ボランティアという言葉が、日本では非常にあいまいに使われています。特にボクが世話をする野良猫の周辺では顕著です。本来の意味のとおり正しく使われて、実態もそうであればそれにこしたことはありません。
 ボランティアとは元々志願兵や民間奉仕員などを指し、自ら進んでする人のことです。その本質は無償性や奉仕性に基づくものです。
 野良猫の去勢・不妊という事態に直面している現場に、自らボランティアと呼称し、割って入る人物がいます。ボランティアという語感を利用し、口当たりのいい事を言って、捕獲、手術の依頼を取り付けようとします。
 ところがこのボランティアは、無償どころか不明瞭な金額を提示して、依頼者が疑義をはさんでも取り合いません。頼まれればこっちのもんだというわけです。これに追随する人間もいて、野良猫の餌場は大混乱の様相を呈しています。
 また、こういう人間は地域猫という言葉を好んで使います。ひとつ上級の呼称だと思っている節があります。ボクはこの言葉はあまり好きではありません。どうもこの言葉に何をかを覆い隠そうとする心理が見え隠れするからです。
 そして、こういう人間は一種狂信的で、街に猫がいる状況が悪だと思っているのです。街にいる野良猫の姿が一掃される日を願望しているのです。こういう一元的な発想の底には非常に危険なものを孕んでいます。それらの人間の性格は屈折していて、昨日言った事を、今日翻すくらいの事など日常茶飯事にやってのけます。嘘をついても良心の呵責を感じなくなるほど、精神が麻痺しているのです。
 ボクなどは、野良猫の食事や病気怪我の世話をして身銭を切っていても、恐れ多いその言葉を一言も発したことはありません。
 気をつけてください。ボランティアという言葉に。

2008.10.16
 
 
 
by y-lu | 2008-10-16 18:00 | 日常雑感 | Comments(0)