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前田義昭という名の写真人の独白

カテゴリ:カメラ全般( 13 )

スミオのひとりごと.62 No.122    

レイドルフのロードマットとグリーンのボディに生まれ変わったオリンパスのトリップ35
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 ロードマットはライカと同じドイツのウェッツラーで生まれたカメラです。実はこのカメラは今までついぞ知りませんでした。
 カメラというもの、レンズ位置は向かって右側にあるのがほとんどですが、これは真ん中にあり距離計窓とファインダー窓もシンメトリックな位置にあります。物差しで計ってみましたがぴったり同寸でした。レンズ・シャッターですがレンズ交換ができます。
 ドイツのコンタックスやニコンSシリーズと同じで、ボディ側にシャッターがついているビハインド式です。要するにフォーカルプレーン・シャッターの位置にレンズ・シャッターがある形態です。中級機としてはデザインもよくなかなかいいカメラだと思います。
 巻上げレバーの形状が独特で、手前に引くのは珍しいのではないでしょうか。手触りでメッキの仕上げがとても良いのが判ります。これはライカの質感によく似ています。距離計が狂っていたので、見当をつけて試みたところ無限遠がぴったりと合うようになりました。ビスの周辺がキズだらけなのでアメリカ人の仕事の跡かもしれません。大きさも隣のオリンパスとさほど変わらず、コンパクト感があります。愛機の一台に加えます。
 オリンパストリップ35は、まとめて買った中に入っていました。フリーマーケットやオークションで必ず目にするといってもいいくらいのカメラです。ということはよく売れたという証です。珍しくもなんともありません。底のメッキがザラザラしていたということもあり写真のように塗装しました。こういうカメラは気軽にできるのがいいところです。わざとおもちゃっぽい色にしました。
 山と積まれたどこにでもあるカメラでも、着色するだけで他人が持っていないカメラに変身します。プロの仕事ではありませんが、こうやってみればなかなか立派なものです。これで自分だけの唯一のカメラというわけですね。

 ◎ロゴ画像をポポタンの写真に変えました。阪神帽をやんちゃ風の被り方です。「同情するなら金をくれ」なんて言いませんからご安心を。

2012.6.27
by y-lu | 2012-06-27 12:17 | カメラ全般 | Comments(0)

スミオのひとりごと.60 No.120    

コンパクトづくと
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 半ちゃん(ハーフ)を使いだしたら、ついついフルサイズのコンパクト・カメラにも眼がいってしまいます。
 鰹節けずり器を探しに久し振りにフリー・マーケットをのぞきに行ったところ、こんなのが出ていました。ヤシカエレクトロ35MCという機種です。メッキがビカビカに光った小さなカメラがボクを呼び止めたのです。立ち止まって手に取るとさほど使用感のないきれいな個体でした。ここで出会ったのも何かの縁と思い即決しました。逡巡する必要のない三桁で買えるフリマ価格だったからです。
 昔ならいくら安くてもこの手のカメラには手を出す事はありませんでした。圏外であったカメラを持ってみると、それなりに面白い面を発見するようになったのです。
 このカメラは35㍉フルサイズなのに相当小さく設計されています。ボクが持っているハーフに較べても少し小さいです。これと同様のペトリカラー35は、ユニークなデザインも相まって高値で取引されていますが、こちらはその何分の一の値段です。いま試し撮りをしているところです。

 追記 このカメラのメッキの質感が安っぽくてどうも好きではないので、思い切って塗装することにしました。本来はボディがへこんでいる個体を叩き出した後のカムフラージュとしてなのですが。これはチョコレート色に変えることにしました。現在の電車の色でいうと阪急電車の色です。YASHICAのロゴへ塗料を入れるのに手こずりました。刻印がとても浅いので拭くと全部とれてしまいます。悪戦苦闘の末なんとかそれらしくなりましたが、あまりきれいではありません。(2012.7.6)
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2012.6.17








 
 
by y-lu | 2012-06-17 09:37 | カメラ全般 | Comments(0)

スミオのひとりごと.27 No.88

カメラのこと
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 たまたま拾うネットのブログを見ていると、とにかくカメラを取り上げたものが多いですね。
 それぞれ思い入れをこめたこだわりの文章が多く、ついつい読んでしまい、マニアの博学ぶりには本当に感心してしまいます。
 カメラといってもここで取り上げているのは、フィルムカメラのことです。わざわざそのようにことわらなければならないのは寂しい限りです。クラシックカメラといういわれ方もされているようですが、ボクの愛機はまだ現役バリバリなので、過去の遺物のような呼び名には非常に抵抗感があります。
 電池がきれるとお手上げのデジタルカメラは、カメラであってカメラではないというのが事実ではないでしょうか。デジタルが普及したことも一因ですが、中古市場のフィルムカメラはとても安くなっています。若年の頃は一生持てないかと思っていたライカなど今では、若い娘の小遣いでも気軽に買える時代です。
 昔大阪でデザイナーをしていた頃、当時のクライアントで宣伝部の人が事務所に来て、ライカの自慢話をするのを横でよく聞いていました。ネックストラップを付けるアイレットに傷がつくのでリングを付けないとか、カビ防止のため桐の箱にいれて保管するとか、それはもう写真機ではなくて骨董品の様相を呈していました。ライカを持つ人はそういう感性の人がたしかに多いのです。
 初めて買った中古のライカM3は、もう35年くらい前になります。へこみや細かい傷のあるボディに、これまたレンズが傷だらけのズマリット50㍉F1.5がついていました。そんな程度のライカしか買えなかったのですが、それでも10万円以上しました。その店で一番安いライカでした。清水の舞台から飛び降りたつもりで買いましたが、今でも使っています。使い勝手はM型のほうがいいのですが、カタチはやはりバルナック型の方が如何にもライカらしくていいです。写真のバルナック・ライカⅢFは1年くらい前に手に入れました。フィルムの装填は面倒ですが、見ているだけで惚れ惚れとします。これがライカなんですね。 
 ボクがライカを持っているのを見かけて、見知らぬ年配の人が話かけてきます。「ライカは高いでしょう」と。「中古のライカなんてそんなことはありませんよ」と応えると、皆一様に驚きます。ライカは高いと頭の中にたたき込まれているんですね。
 若い娘がアクセサリー代わりに肩や首からぶらさげているくらいです。たしかにつまらないアクセサリーを着けているよりは、ライカをぶらさげている方がはるかに、人の目を惹き一目置かれます。
 悲しいことにM8からデジタル仕様になり、最新のM9も同様です。世の中の動きに逆らえないんですね。デジタルのライカなんて想像もできなかったことなのです。世の中変わるもんです。ボクの嗜好が多分に入っているかもしれませんが、ライカは1954年のM3発売をピークにM6くらいから年月を経る度に悪くなっています。M3のような手工芸品的なカメラはもうつくれないんでしょうね。
 もし、絶対に故障による失敗が許されない状況下で撮影するカメラを一台だけ選べといわれたら、ボクは迷うことなく我が日本のニコンFを指名します。こんなに堅牢なカメラは他に知りません。まさに酷使に耐えるいいカメラです。まだまだ現役で働いてもらいます。
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2011.2.3
 
by y-lu | 2011-02-02 13:41 | カメラ全般 | Comments(0)