人気ブログランキング |

前田義昭という名の写真人の独白

カテゴリ:半ちゃん(ハーフ)カメラ( 11 )

スミオのひとりごと.122 No.182    

オリンパスペンD
c0179267_1047142.jpg
 現在の半ちゃんカメラで突出して出番が多いのはこの機種、オリンパペンDです。
 ハーフはどのメーカーでもだいたい半世紀も前のもの。使っているうちに不都合がでてくるのはやむを得ません。ですからできるだけ一機種だけを酷使せず、いろいろな機種を使い回しています。このへんは野球のピッチャーのローテーションと同じです。しかし、不安定な機種を使って失敗するとがっかりしてしまいます。せっかく撮影したものがパーになるほどつらいものはありません。時々あるので疲労感も数倍に達します。
 そんななかで今一番安定感があるのが、オリンパスペンDです。露出計の受光素材がセレンですから、電池いらずで使い勝手のよいカメラです。これがだめになってもEEではありませんので、通常のマニュアル撮影ができます。カン露出ですが、ボクはモノクロ専門ですのでほとんど問題はありません。なまじっか露出計をもちだすと、狂っていたりしてかえって失敗することがあります。露出だけなら、自家現像なので微妙な調整をすれば多少はカバーできますが。
 オリンパスの、この角張ったシャッター・レリーズで押した感触が良くて心地いいのです。もちろんズイコーレンズの仕上がりには満足しています。

2013.8.14
by y-lu | 2013-08-14 06:57 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)

スミオのひとりごと.110 No.170    

キャディのグレーを書いたらついでにレポのブラックも書いてみたくなった 
c0179267_1559233.jpg
 なんだか植草甚一風の見出しになってしまいました。
 前回キャディを書いた時、ボクはレポのデザインが一番気に入っていると書きました。そうなるとどうしても見せたくなるのが人情です。これがブラックに塗り替えたレポです。半ちゃん(ハーフ)好きの多くが気にかかっている機種ではないでしょうか。ときどき出してきては眺めています。これは今眺めるカメラに甘んじています。すでに書いたように故障しているという理由からです。早くなおして使いたいと思っています。
 シニカルな意味で、撮るカメラと眺めるカメラがあるとしたら、フルサイズのレンジファインダーではキヤノンLシリーズは撮るカメラで、ニコンSシリーズは眺めるカメラだと思っています。異論はあると思いますがボクが手にした結論です。またいつかこの根拠を書きます。
 話を戻しますと、初めてレポを見た時すぐ欲しくなったのはひと目見ていいデザインだと思ったからです。次々とオークションで手に入れましたが、結局使えるものは一台もありませんでした。それなのにハーフでは比較的高価で落札されていたのは、ボクと同じ気持ちの人が多くいたからかもしれません。他の人は手にしてどんな感想をもったでしょうか。
 本来、撮れてなんぼのカメラです。気に入った機種はたとえ使えなくても眺めていたいカメラ好きの心根などは、常人にすればなんとも曰く言い難い世界ではあります。

2013.4.8








 
 
 
by y-lu | 2013-04-08 22:39 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)

スミオのひとりごと.109 No.169    

カスタム・カラーの極致
c0179267_1141471.jpg
 リコーのキャディは、半ちゃん(ハーフ)カメラでは使えるカメラです。
 まず故障品は少ないし、ハーフではとても貴重な25㍉レンズを搭載しています。そんなわけで何台か手元にあります。それらに塗装をほどこしてカスタマイズの遊び事もしています。ブラックや他の色も塗りましたが、キャディはグレーが一番よく似合うことが判りました。一回目のグレーはあまりうまくいかなくて塗装が劣化してしまいましたが、これはうまく塗れました。ラッカーは塗ってすぐ使いだすとそうなるのでこれは大分長く保管しています。 
 反面、同じハーフのミノルタ・レポ(初期機種)のデザインは一番気に入っていて数台手に入れましたが、使えるものは一台もありません。今は飾り物になっています。なんとか再生させて使いたいと思っていますが。

2013.4.4
by y-lu | 2013-04-04 07:51 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)

スミオのひとりごと.99 No.159    

ものは考えよう

 オリンパスペン-Sが不調になった。
 以前、某中古カメラ店のジャンク箱から拾い上げてきたものだ。シャッターボタンが埋没していて操作不能の状態だった。その割には数千円と高かった。
c0179267_14201219.jpg
 値付けに根拠があるのはもちろん理解できた。この個体は後に塗装したいわゆる後塗りというものだが、オリジナルだととてもレアで今までお目にかかったことがない。限られた数を報道などのプロユースに提供されたらしい。ワイドレンズを組み込んだオリンパスペン-Wも黒塗装で貴重だが、これはもっと少ないらしい。そんなわけで、後塗りのフェイクでもちょっと気分が違う。
 その日持ち帰りさっそく軍艦部を取り外して、陥没したシャッターボタンを引き上げたら作動するようになった。何回か撮影に使ったが快調に作動した。しかし、いつの頃か一度の巻上げでシャッターがセットしなくなり、二度巻上げなければ切れなくなってしまった。それで撮影できなくはないが、一コマづつ飛び飛びになってしまってフィルムがもったいないしハーフで撮る意味がない。半ちゃん写真家として、これは困ったということになってしまった。そんなわけで使わずに置いたままになっていた。
 しかしある日、ふとひらめいた。まず一回撮影して撮りきってしまい、それをパトローネに巻き戻し、次に未撮影の部分を撮るようにすればいいと思った。それには正確なコマ運びが必要だがやってみる価値はある。何故かと言うと、今まで何回もボクの半ちゃん写真について説明してきたように、フィルム上で偶然の出逢いによる組み合わせがさらに期待できるからだ。通常の場合ならば、当然連続して撮ったコマ同士の組み合わせしかありえない。
 幸か不幸かこの状況になってしまった以上、創造性のある使い方に転化できればいうことはない。これにはコマが重ならないように格段の注意が必要だ。通常の撮影でもコマ間の開きにバラつきがあるのは周知のとおりだ。ライカのような高級機にでもある。しかし、ぜひためしてみたい。それとは別にフルサイズ・カメラをハーフに改造して同じ撮り方をやりだしてもいる。それも重なりが問題になるが、こちらの方が理屈上ではカンタンなはずだ。この顛末をそのうちお知らせしたい。
 ものは考えようだ。窮状を嘆くのみで終わりにせず、いかにして活用するか。それが問題である。

2013.3.6









 
by y-lu | 2013-03-06 15:34 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)

スミオのひとりごと.74 No.134    

再び変身したリコーキャディ
c0179267_15295354.jpg
 以前黒塗装したキャディをここで紹介しましたが、これはそれを全部そぎ落としたものです。
 ラッカー塗装は硬度が低いので、相当長期間放置しておかないと乾燥しません。とくにカメラのように手で触ったりする場合は、余計時間が必要です。それなのにこれは二、三日くらいで使いだしましたので。表面が変質してしまいゴムのように柔らかくなってしまいました。
 いっそのことそぎ落とそうと思い立って,見える部分の塗装をとったのがこの写真です。真鍮むき出し部分とメッキが少し残っている部分が混在しています。まるでコンクリートの打ちっ放し観を呈しています。写真ではその質感が出ていなくて、実物を見てもらえないのが残念です。こういう状態のものを持つ人を見かけたことがないので、これはこれでけっこう面白がって使っています。

2012.9.27






 
 
by y-lu | 2012-09-27 16:09 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)

スミオのひとりごと.53 No.113    

コニカの半ちゃん2兄弟が、ラインナップに加わりました
c0179267_11434253.jpg
 ハーフ判カメラでコニカは、アイシリーズとレコーダーシリーズの各2機種を出しています。
 これはアイシリーズのEYEとEYE2です。この2機種はプログラムEEタイプなので、露出計が正確に機能しないとちょっとしんどいわけです。Cdsによる露出計のEYE2をすでに持っていて機能には満足していましたが巻き上げレバーのカニ目ビスが壊れてしまいました。接着剤でかろうじて止めていますが、いつだめになるか判らないのでヒヤヒヤして使っていました。
 そんな時に2機種同時に手に入れる機会があったので渡りに船というわけだったのです。EYE2とちがってEYEの受光素子はセレンです。こちらの方は電池がいらず、Cdsよりも機能している場合が多いのですが、実際に手に取って現物を操作するまでは不安です。何故かというと入手はオークションだからです。これは半分当てもんみたいなところがあり、だからこそカメラ屋よりは安く入手できるし、また購入者の鑑定・判断能力が問われて面白いところでもあります。
 幸い2機種とも露出計は正常に機能しているようです。この機種はデザインがシンプルにまとまっており出番が多くなりそうです。ただEYEのロゴがおちゃらけて気に入らないので、黒色からグレーに塗り変えて目立たないようにしました。コニカもそう思ったのか、その後のEYE2にはKONIKAの文字しか入っていません。その点ではちぐはぐな処理をしています。
 いちど試写して、いつものようにこの場で作品を発表していきたいと思います。

 追記
 EYE3まであったことを失念していました。EYE2にシャッターロックとセルフタイマーが追加された機種です。3兄弟だったんですね。

2012.4.26
by y-lu | 2012-04-26 13:04 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)

スミオのひとりごと.48 No.108

キヤノンの半ちゃん
c0179267_1095296.jpg
 キヤノンの半ちゃんはボディがアルミ製が多いのですが、これは初期のもので真鍮製です。
 角が丸みを帯びた独自のデザインで他社との差別化をはかっています。ハーフの割には大きいのですが、角丸のスタイリングのせいか意外にそれを感じさせません。ストラップの付け方も他社との違いを主張しています。底の三脚ネジ穴に付けるストラップなのですが、出っ張っているのでそのまま立てて置くと不安定で倒れやすいのです。このへんはアイデアだおれかもしれません。やはり通常のアイレットの方が良かったのではないかと思います。
 今所持している個体は、露出計が毀損していますのでカンでの露出です。シャッター速度と絞りがセットになっているプログラム・シャッターですから、被写体を見て絞りの数値をカンで決めるとそれに応じた速度で切れるわけです。その逆もあります。これでまあまあ撮れているので特に問題はないようです。この時代のカメラは、内蔵露出計が動いているものでも正確な数値が得られるのは少ないようです。むしろカンの方がいい結果になることも屢々です。もっともボクはモノクロ・フィルムでの撮影がほとんどですから、こんなアバウトなことが言えるのかもしれません。カラー・リバーサルで撮っている人には乱暴なやり方かもしれません。
 写りはシャープ(No.105参照)で、気に入っています。そうはいっても各社の描写の違いはそう際立って判るものではないというのが、ボクの偽らざる心境です。他の人のブログを拝見すると微に入り細にうがってレンズの特性を述べている人が多いので感心してしまいます。繊細で柔らかい描写だとか、カリカリしたトーンだとか、とてもマニアックなとらえかたをしているのです。ボクにはどうもそのへんのニュアンスをとらえられず入っていけないところがあります。同じレンズでも個体差があり、フィルムや現像処理の仕方、焼き付けなどでも大分違ってくるはずで、確固たる評価は難しいのが事実だとおもうのですが。
 半ちゃんカメラで撮り出して一年ちょっとくらいになります。このハーフによるボク独自の表現スタイルを、少しづつ前進させてみたいと今一度考えているところです。

2012.3.12







  
 
 
by y-lu | 2012-03-12 16:56 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)

スミオのひとりごと.43 No.104

自分だけの半ちゃんはさらに写欲がわいてくる
c0179267_10155689.jpg
 カメラに塗装をほどこすということ。
 もともとカメラに塗装をするのは好きではありませんでした。オリジナルの状態を尊重したいからです。しかし、ハーフ・カメラならと思って半年くらい前から時々やっています。なぜならハーフは安い(オークションで4けたで買える)ので、気軽にできるのが最大の理由です。もう一つの理由は、へこみやすりきずがあるボディをたたいたりヤスリをかけたりして直すのですが、塗装はそれを隠すのに好都合なのです。ですから、クロームのライカを高額なオリジナル・ブラックにみせたいため、専門の業者に依頼するのと根本的に違うのです。だいたい業者にやってもらうとたいへんな金額が必要です。
 半ちゃんの場合は違います。遊びの気分でやれば失敗をおそれず、少々塗料がムラになっても気になりません。もともとなかった色のカメラを自分だけもつのが痛快なのです。子供っぽいと思われるかもしれませんが、写真ってそんな気分が大事なのです。いや、写真だけではなく創作をするものにとって、そんな感性が必要なんじゃないでしょうか。大人になるにつれて周囲からそれをスポイルされていきます。子供っぽいとかなんとかいわれて。しかし、その子供ごころがユニークな発想につながっていくのです。皆さん、近ごろ頭がカチンカチンになっていませんか。
 因に、写真の機種はハーフ・カメラのリコーキャディです。これもへこみを直してから、100円ショップで買ったライトブラウンのアクリルスプレーで塗ったものです。

2012.1.22
by y-lu | 2012-01-22 11:01 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)

スミオのひとりごと.38 No.99

 半ちゃんカメラは愉しい
c0179267_13431039.jpg
 ハーフサイズ・カメラを半ちゃんカメラと名付けたことは前回書いた。
 ヤフー・オークションなどでも頻繁に取引されているが、半ちゃんカメラはけっこうな人気だ。なかでも、オリンパスペン-Wは、市場での個体数が少ないので発売時価格の数倍の値で取引されている。ボクは金がないので買えない。そのかわり、といっては何だがリコーのキャディを愛用している。
 これもオリンパスペン-Wと同じ25㎜F2.8のレンズが付いている。25㎜はハーフ・カメラでは希少で、キャディならあまり高くないのでありがたい。25㎜といってもフルサイズでいうと35㎜くらいの画角らしい。リコーから同じ25㎜のハーフではオートハーフ・シリーズを出しているが、こちらの方は購入意欲がおこらない。どうもあのデザインに拒否反応をおこしてしまうのだ。
 その点、このキャディはカメラらしい風貌をしているので気に入っている。本来、ブラックボディはないのだが、ラッカーを使って自分で塗った。しかしこの塗料は硬度がないので写真のような有様になっている。だが、自分だけの一台と思うとそれもいい。グレーに塗った一台もある。
 塗るついでにファインダーの清掃もする。この時代のたいがいのカメラのファインダーは曇っているので、汚れをとるとすっきりとして写欲が湧いてくる。いままでカメラを分解したことはなかったのだが、ハーフなら割と気軽にやれた。しかし、シャッター他のメカニックな修理はチンプンカンプンだ。ネットなどで見るとアマチュアの修理家が多いのには驚かされる。動かなくなったカメラを見事に再生させているのだ。
 あまりそっちの方に没入してしまうと、撮影活動に影響しかねないのでほどほどにしておきたいと思っている。撮影術にしても修理術にしてもハーフは愉しいものだ。
 どちらにしてもハーフカメラ・ファンには、写真帖「半ちゃんカメラが行く」をよろしく。 
c0179267_1723587.jpg

2011.9.29
by y-lu | 2011-09-29 11:57 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)

スミオのひとりごと.35 No.96

 変貌したハーフカメラと義援金2回目納付のお知らせ
c0179267_102557100.jpg

 最近、ハーフのコンパクト・カメラが気に入っていることは前にも書きました。
 各社のつくりだしたハーフ・カメラは、それぞれの持ち味がでていて面白いものです。ほとんどが1960年代のものですが、今もって褪せない魅力をたたえています。
 そんな時代のものですから、完璧なコンディションのものは皆無です。とりあえずファインダーのクリーニングくらいは自分でできるだろうと思って分解に挑戦してみました。発売時1万円前後の安価なカメラという気軽さもあります。これがライカだとそう簡単に手が出せませんが。
 ネットで紹介されている分解の仕方を参考にしてやってみました。見よう見まねですが、曇っていたファインダーがクリアーになり気分もすっきりとしました。そのうちカバーがはずせるとなると、カスタムにしたくなる誘惑が頭をもたげてきました。それはつまりボディを通常のメッキから他の色に変えて自分だけのカメラにすることに他なりません。これにより、ボディについたキズやへこみをカムフラージュできるというメリットもあります。
 専門の業者もいますが、けっこうな金額をとられます。塗装もネットでやり方を参考にして手がけてみました。その第一号がこの写真のミノルタ・レポ初期型です。
 数あるハーフ・カメラのなかで、ボクがグッド・デザインの称号を与えたのがこのカメラです。実にグレーがよく似合います。とかなんとかいって自画自賛して飾っているわけです。といいますのも、このカメラは故障した個体が多くあるようで、もう一台ありますがこれも故障しています。いずれ直して街に出してやりたいものです。

 さて、2回目の缶バッジ売上金10,600円を、7月1日に日本赤十字社に全額寄付してきました。ご協力いただいた皆さんに厚く御礼を申しあげます。引き続き販売しておりますのでよろしくお願いいたします。義援金がまだあまり届いていないときいていますが、もっとスピーディに事務処理をお願いしたいものです。

2011.7.4
by y-lu | 2011-07-04 10:26 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)