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前田義昭という名の写真人の独白

スミオとコトジの物干場談義.1 —No.56—

 コトジがいないので。
 今月から物干場談義です。しかし、ボケとツッコミが揃ってこそ、このタイトルなのに、コトジという有能なボケがいないんじゃ現実感がありません。やはりコトジもスミと同様、大変存在感のある猫だったというのが、つくづく分かるのです。このとぼけたキャラクターをもっている猫は、他にはなかなかいません。しかし、とりあえず代案を考えるまでは、対話の部分は中止としておきます。
 GOOGLE EARTHで空中散歩を楽しんでいます。こんな面白いものがあったとは、つい最近まで知りませんでした。たしか、大江健三郎の小説のなかで宇宙の果てから、地球を見つめる鷹のイメージを書いたシーンがありました。ふと、そんな思いにとらわれそうになります。
 宇宙から地球に高速度で突入していく擬似感覚が味わえます。地球の、ある一部分に一直線に突き進んで行く、何ともいえない痛快さがあります。宇宙旅行をしたいという事とはまた違います。実際に宇宙旅行をしたとしても、暗黒の世界に漂っているだけで多分つまらないと思います。恐らく一日で飽きてしまうはずです。それは想像できるのです。シミュレーションされたものから一歩も出ないはずです。
 いままで訪ねた世界の都市を、再び空から眺めるのもいいものです。しかし、行った場所を特定するのはなかなか困難です。地上を歩いた時と、空からではやはり違うからですが巨大な施設はすぐに判ります。以前は、現地で競馬場を探すのに苦労をしました。これだと容易に見つけることができます。ニューヨークのアケダクトやベルモントパーク競馬場、ヤンキースタジアムやシェイスタジアムもすぐに上空から訪問できました。
 かつてここに足を運んだ時の事を思い出しながら見ていたのです。ぜひ、皆さんも愉しんでみてはいかがでしょうか。えっ、もうやってるって。

2008.9.3

  
by y-lu | 2008-09-03 08:52 | 日常雑感 | Comments(0)