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前田義昭という名の写真人の独白

難破しかかった船にまだ乗りたいのか —スミオのひとりごと274 No.374—

 難破しかかった船とはいうまでもなく安倍丸である。
 沈没寸前の船からはネズミも逃げ出すというのに、乗らないかといわれれば二つ返事でOKする大臣病の議員がまだ自民党にうようよいてうんざりする。大臣という称号が冠されれば平議員とちがい満足感が格段に違うようだ。沈没寸前であろうが、この際なれるものはなりたいという誘惑に抗しきれないというわけだ。
 ことほどさように、次の内閣改造で凡百の議員は大臣になりたいと思っているのだろうが、骨のある人物なら引き受けるわけがない。巷間いわれる人気のある小泉進次郎。また、前に一度書いたが (投票日の前に —スミオのひとりごと240 No.340—) 民間から登用する可能性がある橋下徹しかりだ。二人ともネームバリューがあり、入閣してもらえばイメージの一新をねらえる。安倍の安易な目論みは二人ともよく判っているはずで受けるわけがないだろう。もし、受けたとしたらはっきり言って両方ともアホというしかない。
 さて、話題に事欠かないメガネの防衛大臣だが、野党時代に民主の防衛大臣に質問する時のツッコミ力はなかなかのものがあった。それが今、記者の質問に目が宙に浮いた夢遊病者のようでとても同一人物とは思えない。これも安倍が辞任させ時を誤って改造までひっぱろうとしたためで、再び日報問題で立ち往生している。
 安倍に衷心よりいいたい。過ちては改むるに憚ること勿れである。そして、政治に個人感情を持ち込む事勿れである。いくら将来の女性首相と見込んで抜擢したとしても、自分の見識が甘かったと判った今、素直に反省すべきである。稲田はもちろんのこと自らも辞任して責任をとるべきだ。また、いくら友人だからといって大学の学部認可に手心を加えるような個人感情は厳に慎むべきだ。

2017.7.24








by y-lu | 2017-07-24 08:19 | 日常雑感 | Comments(0)