人気ブログランキング | 話題のタグを見る

前田義昭という名の写真人の独白

内閣改造? だったらイの一番に辞めなければならないのは誰だ —スミオのひとりごと271 No.371—

 安倍が内閣改造するらしい。
 能力のあるすぐれた大臣がいれば、本来こんな恒例行事のようなことをしなくてもいいはずだ。なぜこのように頻繁に大臣を変えるかということを考えてみたい。
 党内にはただ単にその称号がほしいだけの議員がうようよいる。内閣改造というのは、そのような大臣病患者を遇するためだけのものだ。その挙げ句能無し大臣を粗製乱造してしまい、悪循環の輪ができる。そこには日本を良くするための大義名分などは微塵もなく、ガス抜きのためにやっているにすぎない。もし違うといって反論する政治家がいたら言ってきたらいい。(評論家もこういう根本論をいわないで、次の何々大臣は誰がつくとかの予想ばかりやっている)
 だからどこからみても独自の防衛観のない稲田という人物に防衛大臣をやらせたりする。本当に考えられない人事なのだが、右寄りという理由しか思いつかない。まさに適材適所の真逆をやっているのだ。稲田のような頭をいただくことにより、自衛官の士気がどれほど落ちるのか考えてみた事があるだろうか。この無責任な登用による不始末は、防衛大臣をはじめ枚挙にいとまがない。
 第一に責任を取らなければならないのは任命権者の安倍にある。大臣の首をすげ替える前に、まず自分の首を差し出さねばならない。内閣改造ではなく総辞職しなければならない。それが総理大臣たる自覚というものだ。
 安倍の一番の問題は総理大臣としての度量だ。度量がない。ウソをつく時は「………でございまして」とクソ丁寧に言うが、痛い所をつかれた時はムキになって言葉を荒げる。だから秋葉原の街頭演説で反対する聴衆をこんな人たちと言って両断する。とにかく度量がない。そういう人たちには「今日は来ていただいてご苦労さまです。反対する気持も判りますが、わたしの言い分も少しは聴いてください」と言葉をかければ反発もやわらげることができるのに。
 側近にアドバイスできる人がいないのか、それともそれを聞き入れないのかはしらないが、いずれにしても人間が小さい。総理大臣の器ではないだろう。あの総裁選では当初、党員票では石破に負けていた。しかし、決選になり議員投票で逆転した。派閥力学や議員間のいろいろな思惑が結果を左右したのだろうが、石破の方が良かったように今更ながらに思う。

2017.7.9










 


by y-lu | 2017-07-09 07:33 | 日常雑感 | Comments(0)