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前田義昭という名の写真人の独白

スミオのひとりごと.17 No.78

傍目八目

 傍目八目(おかめはちもく)とはよく言ったものです。
 当事者よりも、傍で見ている人の方が物事の善し悪しや損得が判るという意味ですが、今回の民主党の人気取り策に対して、この言葉は実に正鵠を射ています。
 ここで言う当事者とは言うまでもなく、小沢一郎と谷亮子です。囲碁からでたこのことわざを、それが好きな小沢一郎当人に当てはまるのは皮肉というほかありません。
 自民党がさんざんやってきた古典的手法を、こんな状況の民主党でやろうというのですから、怒りを通り越して哀れにさえ思えてきます。こんなやり方で民意の風向きをいなし、誤摩化せると思っている小沢一郎のアホさかげんを今更ながら見た思いです。
 一方の谷亮子も参議院の一議員になって何ができると思っているのでしょうか。こんな事をやっている暇があったら、こどもに授乳(授乳期かどうかは知りませんが)をし、柔道の練習に打ち込んで大きな試合に勝つ事こそ、さらなる名声を得る唯一の道であるのは自明の理であります。もし、本当に政治に身を投じる気があるなら柔道を止めてあたるべきです。つくり笑顔の小沢に「両立は可能だよ」なんて言いくるめられて、自分が利用されている事態を把握できないのでしょうね。
 何しろ顔を見ていたら真面目で単純そうですから。谷亮子に政治の舞台で活躍してくれと思っている国民は一人もいないでしょう。小沢のことですから谷には広告塔として、また国会では一票マシンとして機能してくれればいいとだけ考えているに違いありません。谷らしく柔道一直線でいけばよかったものをと、大多数の国民がそう見ているのではないでしょうか。
 これで票を取れると思っている小沢一郎と、方や国会議員という肩書きをもらって自分のステージを一段高められると思っている谷亮子。
 国民の目に映るのは、大いなる錯覚を満天下に晒した哀れな二人の姿です。

2010.5.12
by y-lu | 2010-05-12 15:23 | 日常雑感 | Comments(0)