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前田義昭という名の写真人の独白

スミオのひとりごと.38 No.99

 半ちゃんカメラは愉しい
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 ハーフサイズ・カメラを半ちゃんカメラと名付けたことは前回書いた。
 ヤフー・オークションなどでも頻繁に取引されているが、半ちゃんカメラはけっこうな人気だ。なかでも、オリンパスペン-Wは、市場での個体数が少ないので発売時価格の数倍の値で取引されている。ボクは金がないので買えない。そのかわり、といっては何だがリコーのキャディを愛用している。
 これもオリンパスペン-Wと同じ25㎜F2.8のレンズが付いている。25㎜はハーフ・カメラでは希少で、キャディならあまり高くないのでありがたい。25㎜といってもフルサイズでいうと35㎜くらいの画角らしい。リコーから同じ25㎜のハーフではオートハーフ・シリーズを出しているが、こちらの方は購入意欲がおこらない。どうもあのデザインに拒否反応をおこしてしまうのだ。
 その点、このキャディはカメラらしい風貌をしているので気に入っている。本来、ブラックボディはないのだが、ラッカーを使って自分で塗った。しかしこの塗料は硬度がないので写真のような有様になっている。だが、自分だけの一台と思うとそれもいい。グレーに塗った一台もある。
 塗るついでにファインダーの清掃もする。この時代のたいがいのカメラのファインダーは曇っているので、汚れをとるとすっきりとして写欲が湧いてくる。いままでカメラを分解したことはなかったのだが、ハーフなら割と気軽にやれた。しかし、シャッター他のメカニックな修理はチンプンカンプンだ。ネットなどで見るとアマチュアの修理家が多いのには驚かされる。動かなくなったカメラを見事に再生させているのだ。
 あまりそっちの方に没入してしまうと、撮影活動に影響しかねないのでほどほどにしておきたいと思っている。撮影術にしても修理術にしてもハーフは愉しいものだ。
 どちらにしてもハーフカメラ・ファンには、写真帖「半ちゃんカメラが行く」をよろしく。 
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2011.9.29
by y-lu | 2011-09-29 11:57 | 半ちゃん(ハーフ)カメラ | Comments(0)